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槇ノ尾山
【まきのおやま】


宇治市南部にある山。宇治川が天ケ瀬ダムの上流で大きく曲流する部分の北岸に位置する。標高362.1mで古生層を基盤としている。江戸期には北側の槇永山(まきながやま)および宇治川対岸の六石山(ろくこくやま)とともに,下流の槇島村の惣山であった。現在も宇治市槇島の飛地である。槇島村は水害などに要する費用に充当するため,しばしば惣山の一部を売買したり,質地や長期小作地とした。幕末の文久元年には志津川村との間に山論が生じた(辻真市家文書)。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7145237