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吹田堀川
【すいたぼりがわ】


吹田(すいた)市南部の低湿地帯に,奈良期に掘られた人工の河川。その位置については明らかでない。「行基年譜」によれば,「次田(すきた)の堀川を掘る」とあり,奈良期には次田という字が使われていたようである。吹田の初見は,「醍醐寺雑事記」文治2年の条である。また「扶桑略記」嘉保元年の条には水田の字名が見える。これらの古記録は,吹田の地名起源の一説となっている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7150774