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二色ノ浜
【にしきのはま】


大阪湾の東岸,貝塚市の近木(こぎ)川河口付近から南へ延びる約1kmの海岸。浜名のとおり,白砂青松の美しい海岸であった。大阪湾に面した堺市の大浜・浜寺,高石市の高師浜,泉大津市の助松などかつての代表的な海水浴場が臨海工業用地として埋め立てられ消滅したのち,大阪府下で残された唯一の海水浴場である。しかし,当浜もその南北は埋立地に挾まれて自然の力では海浜を維持することが不可能となり,沖合いに防波堤を築き,毎年砂を補給し,人工的に養浜することによって,かろうじて砂浜を確保している。海岸一帯は府営の二色ノ浜公園(15.7ha)となっており,展望台・海の家・ヨットハーバーなどの施設が整備され,夏には海水浴客でにぎわう。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7152505