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北摂山地
【ほくせつさんち】


老ノ坂(おいのさか)山地ともいう。大阪府北部を東西に走る山地で,丹波山地の南縁部を形成する。東部に京都府境のポンポン山(678.9m),中部に竜王山(510m),西部に兵庫県境の妙見山(660.1m),北西に京都府境の剣尾山(783.7m)などの峰を有する。全般に古生層からなり,500~600mの高原性の山地で,山頂部には浸食平坦面が残り,妙見山にはその平坦面に能勢妙見社が立地する。山地一帯は,全体としていまだ著しい住宅開発が行われず,山間部ではシイタケ栽培が盛ん。しかし,茨木(いばらき)市陽光台・箕面(みのお)市粟生間谷・池田市伏尾台などのように,山地南麓付近では宅地化が目立ちはじめている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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