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蛍ケ池
【ほたるがいけ】


千里丘陵西北部の池。面積約0.96ha。千里丘陵を浸食する開析谷の下手をせき止めた溜池の1つで,千里川流域の桜井谷北側にある。周囲は埋め立てられているが,豊中市刀根山4丁目に現存する。明治43年,丘陵末端部に箕面有馬電気軌道(現阪急宝塚線)麻田駅が設置され,のちに蛍池駅と改称されて以来,旧桜井谷村西部から旧麻田村東部にかけての地域名称に転化し,駅の周辺に発達した住宅地を指すようになった。宅地化では昭和9年の阪急電鉄蛍ケ池経営地(8,000坪)が有名。現在,蛍ケ池の名のつく町名は,蛍池駅の東西に螢池東町1~4丁目・螢池北町1~3丁目・螢池中町1~4丁目・螢池西町1~3丁目・螢池南町1~3丁目とあるが,蛍ケ池西側の沖積低地の範囲が広い。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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