100辞書・辞典一括検索

JLogos

13

洞ケ峠
【ほらがとうげ】


洞当下・洞嶺ともいった。枚方(ひらかた)市と京都府八幡市の境界にある峠。標高約70m。生駒山地北端の洪積台地上に国道1号が通り,京都から八幡市を経て生駒(いこま)山地西麓の東高野街道に通じる。北方に淀川を見下ろし,対岸の天王山と並ぶ古くからの軍事上の要地。天正10年の明智光秀と羽柴秀吉との山崎の合戦の際,筒井順慶がこの峠から形勢をうかがい去就を決めたとの俗説から,日和見主義を意味する「洞ケ峠をきめこむ」の言葉が生まれた。国道1号(旧枚方バイパス)が通じてから,一帯の開発が著しい。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7153717