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堀江川
【ほりえがわ】


大阪市西区内を東西に流れていた川。現在の西区南堀江1丁目北東付近で西横堀川から分かれ,西流して南堀江4丁目北西部で木津川に注いでいた。元禄11年,堀として河村瑞賢により開削された。これにより堀江新地を南北24町に分け,幸町などその他の9町を合わせ,堀江33町と称した。元禄15年には現在の南堀江3丁目の高台橋公園付近に大坂角力の相撲場がつくられ,その対岸には堀江新地が発展し,いずれもにぎわい,この両所をつなぐ橋は賑江橋と名づけられた。また沿岸には藍玉屋が多かったが,大正期以後,化学染料の発達とともに次第に消えていった。昭和35年11月に埋立てが完了した。埋立て前には上流から堀江橋・浪速江橋・隆平橋・賑江橋・高台橋・繁栄橋・瓶橋・黒金橋・水分橋が架かっていた。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7153725