100辞書・辞典一括検索

JLogos

15

守屋頸洗池
【もりやくびあらいいけ】


守屋首洗池とも書き,単に守屋池ともいう。八尾(やお)市太子堂3丁目の国道25号の北側に位置する大聖勝軍寺の門前にある池。付近は聖徳太子・蘇我馬子らの崇仏派と物部守屋らの排仏派との古戦場であり,また守屋の本拠地であり,滅亡の地でもある。地名の由来は聖徳太子が迹見赤檮に鏑矢をもって物部守屋を射させ,秦川勝がその首をこの池で洗って太子の見参に入れたとの伝えによる。大聖勝軍寺は太子が四天王を祀り,その加護によって守屋を討って戦勝を得ることができたので,一寺を建ててその名としたといわれる。池の東側に物部守屋墳,国道の南側に鏑矢塚がある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7154555