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山辺川
【やまべがわ】


大路次(おおろじ)川の支流。指定流路延長5.5km。府最北端にある深山(みやま)からやや南の山地を水源とし,南東方向に豊能郡能勢町山辺・栗栖(くるす)を貫流して,平通(ひらどおり)で大路次川に合流する。川沿いに池田市・能勢町・兵庫県多紀郡篠山(ささやま)町を結ぶ丹州(能勢)街道が通じている。流域一帯は古来能勢郡西郷に属し,中世は枳根(きね)荘に属して,城山に位置した山辺城(鷹爪城ともいう)をはじめ,片山城・栗栖城があったといわれる(日本国誌資料叢書)。山辺には北東方にそびえる剣尾山の登山口があり,ユースホステルやキャンプセンターなどの施設がある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7154741