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阿瀬渓谷
【あせけいこく】


城崎(きのさき)郡日高町羽尻にある渓谷。阿瀬川の上流にあり,標高200~700mの間約3kmにわたる。氷ノ山後山那岐山国定公園の一角を占める。流水は清冽で奇岩・怪石の間を激流し,礫岩や玢岩の岩壁に不動滝・竜王滝をはじめ多くの滝がかかり,阿瀬四十八滝と呼ばれている。渓谷はナラやクヌギなどの広葉樹が多く,初夏の新緑と秋の紅葉が美しい。近世に開発された阿瀬金銀山は有名で,俗に金山千軒と呼ばれて繁栄。大正2年に阿瀬川発電所が開設。昭和46年には遊歩道が整備され,ニジマス釣り・キャンプ・ハイキングの好適地となった。昭和59年「ひょうご森林浴場50選」渓流等自然景観タイプに指定。毎年11月第1土・日曜日は紅葉祭でにぎわう。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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