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網干川
【あぼしがわ】


姫路市網干区余子浜で揖保(いぼ)川から分流し,南東流して大津茂川に合流する川。流長1,635m。揖保川デルタが形成する網状流の1つと考えられる。沿岸一帯は江戸期から網干港として利用され,北部の竜野の醤油の積出港として有名であった。その頃の倉庫が現存している。最近の河川改修により,この河川の中央部に架かる東雲橋の西側は川幅が狭くなり,レジャー用の舟溜り,東側が内海航路用の港に利用されている。以前は木材工場もあったが,揖保川右岸に木材専用港が建設され,現在は小工場が営業しているにすぎない。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7155212