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生野高原
【いくのこうげん】


栃原(とちわら)高原ともいう。朝来郡生野町西部,栃原に広がる高原。段ケ峰(1,103.4m)から達磨ケ峰(912.7m)にかけての1,000m級の山稜に広がる東西約5kmの隆起準平原を高位面とし,標高450~650m,東西約3km・南北2kmの緩斜面を持つ高原を低位面とする2段の高原からなる。かつてはふもとの栃原集落では役牛の放牧地として利用していた。昭和39年ゴルフ場が開設され,同40年から別荘地として開発が進み,同45年には国民宿舎が開かれ,阪神地方から多くの人が訪れ,高原の冷涼な気候を生かした夏型の観光地として,関西の軽井沢の名で親しまれている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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