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伊丹段丘
【いたみだんきゅう】


川西市加茂地区から伊丹市にかけて,猪名川の流路に並行に発達している段丘。猪名川右岸の低地との比高は北端付近で約20mであるが,南に向かって漸次小さくなり,伊丹市南方の尼崎市塚口付近(高度約5m)で沖積面下に没している。当段丘は,猪名川と武庫川の間に広がる伊丹台地の東端にあって,最も高い段丘を構成し,その上の面を伊丹面と称している。段丘面構成物は旧猪名川が運搬し,堆積した砂礫。大阪付近では中位段丘に対比される。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7155579