100辞書・辞典一括検索

JLogos

13

太田池
【おおたいけ】


神崎郡大河内町にある人工池。峰山高原東部の夜鷹山の南東側中腹に位置する。周囲4km,面積約15ha。水路式の南小田発電所の貯水池として,姫路電灯会社(昭和26年関西電力に併合)によって建設された。堰堤は明治41年に完成。峰山高原から夜鷹山の山腹を縫うように導水された水をたたえ,周辺はキャンプの適地。池名は近くにある太田滝とともに,大河内町小田原に居館を持っていた小田原左衛門の家臣太田源内にちなむ。天正8年羽柴秀吉の西国攻めの際,赤松方だった小田原勢はほとんどが討死し,最後まで残った太田源内は一族の守り本尊を首にかけて滝に投身し,壮絶な死を遂げたという。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7156383