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帝釈山
【たいしゃくざん】


神戸市北区,帝釈山地の西部にある山。標高586.1m。流紋岩からなる。山名の由来は,丹生山明要寺の奥の院として梵天帝釈を祀ったためとの伝承がある。南斜面中腹の坂本には鉱山跡があり,「山田村郷土誌」によれば,安永8年発見で八部鉱山と呼ばれ,主に銅を産した。明治27年まで続いたが閉山,昭和6年に再開され,同35年閉山した。第2次大戦中には月産50tに達したとある。頂上を丹生帝釈縦走路が通り,太陽と緑の道に指定されている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7160120