田倉山
【たくらやま】
宝山ともいう。朝来郡山東町・和田山町の東部から京都府夜久野町にまたがっている死火山。標高349.7m。南には夜久野高原があり,標高差は約140m。遠景は円錐形をした山で,頂上部には直径約200mの旧火口と推定出来る馬蹄形地形がある。周囲には玄武岩の溶岩や火山弾・スコリアなどがみられる。田倉山の部分でスコリアの厚さが増すことからスコリア丘とみられる。火口の南にはその一部が崩れた,長者が谷がある。付近では大師信仰が盛んで,田倉山中にも数多くの祠が作られている。
| KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7160404 |