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成相川
【なりあいがわ】


淡路島の南西部を流れる川。流長11.508km。諭鶴羽山地中央部の三原郡三原町八木馬廻字溜水を水源とし,北西流して西淡町戒旦寺で三原川に合流する。山麓には諭鶴羽山地を開析して三原川扇状地を形成する。扇端は上幡多(三原町)付近。馬廻には成相ダムがあり,国重要文化財の木造薬師如来像を本尊とする成相寺がある。寺のある付近から大久保(三原町)にかけての成相川渓谷は源氏ボタルの生息地で竜女がのたうちまわって砕いて作ったという伝説のある蛇すり石がある。三原川扇状地は3段の段丘面と川沿いの谷底平野とからなる。下位段丘面は国道28号付近から古い段丘面を削って段丘崖を形成しつつ流路沿いに分布している。三原川との合流点付近は三原低地となっている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7161659