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白水峡
【はくすいきょう】


神戸市北区有馬温泉の東,白水(しろみず)谷にある浸食谷。白水川は白水谷の水を集め,北流して有馬船坂街道を過ぎる辺りから流紋岩地域に入る船坂川の支流。白水谷は六甲花崗岩が北側の流紋岩に衝上した幅500mに及ぶ大破砕帯(六甲断層)にあたり,断層粘土帯は北西へ70°の方向に延び,六甲山の中腹に及ぶ。白っぽい六甲花崗岩が雨水に削られ溶かされ巨大な襞をつくる。広さは数ha。名称は,雨水が白い濁流となって流れる景観より名付けられた。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7162241