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八反の滝
【はったんのたき】


城崎(きのさき)郡日高町名色にある滝。神鍋高原の南端を東流する稲葉川が,神鍋火山活動末期の皺ケ野溶岩流の末端,標高約260mにつくる。滝の高さ30m,幅は瀑上部で6m。滝壺は円形で直径約30m,深さ5m。昭和29年,滝の上流に名色ダムが築造され,ここから取水する石井発電所が建設されたため,水量が減じ,かつての壮観を失った。滝の高さが布8反に及ぶことから,この名がある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7162366