日岡山
【ひおかやま】

加古川市加古川町大野にある独立丘陵。標高50ｍ。加古川右岸の升田山（105.2ｍ）と左岸の日岡山を三角形の頂点とする加古川デルタが広がっている。山頂部には景行天皇の妃稲日大郎媛命の御陵があり，地元では日岡御陵とも呼んでいる。南西斜面には日岡神社があり，お産の神様として知られる。御陵の東部には聖徳閣と呼ばれる明治天皇御野立跡に建てられた建物があった。昭和37年頃から市により日岡山公園として整備され，聖徳閣跡には日岡ハイツが建設された。また，東部には陸上競技場・野球場・テニスコート・体育館などが建設され，市民の憩いの場，スポーツセンターとして利用されている。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7162581