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日笠山
【ひがさやま】


高砂市曽根町と姫路市大塩町にまたがる小丘。標高62.4m。古来,檜笠山とも書かれ,南面した海岸を檜笠ノ浦といい,「万葉集」にも歌われた景勝地であった。山頂には経塚と呼ばれる檜笠御墓があり,その周辺には4,5の陪冢があった。南麓には黒岩といわれる岩が渚にあったが,現在は陸地化され,国道250号が山麓南を巻くように走る。この海岸沿いには,東の伊保から曽根を経て大塩に至る,赤穂に次ぐ県内第2の塩田があったが,現在は工場用地・学校用地化した所もある。東麓を天川が流れ,その左岸には曽根の松で有名な曽根神社がある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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