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神子畑川
【みこばたがわ】


朝来郡朝来町を流れる川。流長28.4km・流域面積52.1km(^2)。朝来町西端の笠杉山(1,032.1m)の北中腹の標高700m付近に源を発し,周囲の900m級の山峡を東へ流れ,佐中川,八代川の支流を合わせ,羽渕で円山川に合流する。杉・檜の美林地帯である。古生層に属する粘板岩が露出し,みごとな褶曲を見せている。谷の最奥,神子畑地区には木地師の墓があり,享保年間より明治中頃まで土着しており,和田山町の特産竹田家具と技術的つながりを持った。かつての日本一の錫鉱山明延鉱山と明神電車で結ばれた神子畑選鉱所や,国重要文化財神子畑鋳鉄橋を見ることができる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7163931