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八家川
【やかがわ】


姫路市花田町高木の花田井堰に源を発し,南流して播磨灘に注ぐ川。市川の分流の1つ。流長13km(指定延長は4.5km)。花田町より,御国野町・四郷町・継・東山を流れ,白浜町と八家・木場の境をなす。江戸期には,東山から継まで入江があり,姫路藩家老河合寸翁の開いた仁寿山黌近くまで運河工事が進められた。掘り上げた土は広海に捨て,50aの土地を開いたという。現在の河口,木場の南岸は小赤壁と呼ばれ,姫路地区の海岸では唯一の自然海岸の残る所である。木場には,江戸期に川の中に島を築いて架橋された三つ橋という風流な太鼓橋があった。現在は一本橋となった。河口の八木港には木場ヨットセンターがある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7164456