100辞書・辞典一括検索

JLogos

6

湯槽谷山
【ゆぶねだにやま】


神戸市北区有馬温泉の西,有馬町と有野町唐櫃との境界にある山。標高801m。落葉山・灰形山に続いて六甲山地に至る尾根の1峰。六甲山本体との間には,北東~南西の方向に走る湯槽谷山断層があり,ほぼ垂直に近い破砕帯の露頭がある。湯槽谷山を南へ下った鞍部は690mの等高線で示され湯槽谷山断層の破砕帯に当たる。現在,赤松と雑木の混合林に覆われる。奈良期行基が有馬の湯を再興し,温泉寺・菩提寺などを建てた折には,湯槽に最適の良材があり,それを切り出した伝承により湯槽谷山の名が生まれたという。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7164813