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六甲山
【ろっこうさん】


神戸市北区と東灘区の境界,六甲山地北東部にある最高峰。標高931.3m。六甲山地の中心部をなす。最高峰付近は南斜面の住吉川上流と北斜面の有野川・有馬川上流の浸食谷が狭い分水尾根をつくり,有馬越の峠となり,山頂と尾根を続ける稜線は旧郡界・旧町村界となり,現在も市・町の境界に引き継がれている。山体は細粒黒雲母花崗岩を主とし,樹木1本もない笹原となる。頂上には第2次大戦前は大楠公の銅像が建ち,戦後は米軍の六甲無線中継所となる。東に石宝殿があり,西宮社の末社で白山権現を勧請し,雨乞の神として信仰された。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7165010