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赤膚山
【あかはだやま】


西ノ京丘陵内にあり,近鉄西ノ京駅西方の奈良市赤膚町周辺の五条山一帯をさす。土が赤いところから赤膚の名がついたとされる。「大和志」には「在五条村西兀然一丘赤土不毛」と記される。享保から寛政年間にかけて基礎が固まり,独特の味をもった陶器として知られる赤膚焼は,天正年間,大和郡山城主である大和大納言秀長が,尾張の陶工与九郎を招いて開窯させたのが始まりである。現在,五条山に2つ,山伝いの富雄に1つ,西ノ京に1つ,郡山に2つの窯が存在する。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7165130