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秋篠川
【あきしのがわ】


奈良市の西郊登美ケ丘の丘陵地帯より発し,秋篠で,押熊からの支流を合わせ南下し,西ノ京を経て,西九条町で佐保川に合流する。延長10.6km。奈良期に平城京の条坊に合わせて直線化された。そして,佐保川より遡航して西市へ物資を搬入する水路として活用され,西の堀河と呼ばれた。文禄5年の郡山城外堀普請の際,城下に入る手前で,流路を直角に曲げて佐保川に結び,旧流路は堀として利用された。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7165142