100辞書・辞典一括検索

JLogos

15

芦迺瀬川
【あしのせがわ】


吉野郡十津川村と下北山村の境界をなす涅槃岳南西斜面より発し,十津川村の大野―上葛川―小川―高滝を経て,同村小原字滝で十津川に合流する。延長19.0km。上流は白谷といい,七泰の滝・大泰の滝がかかる。高滝の北には,落差約100mの細い帯のような滝が落ちている。大野地内を流れる支流の大野川には,平地があり水田が見られるが,本流は平地のない標式的なV字谷である。大泰の滝より下流では,一部で河原を作り,合流点では砂礫を押し出し十津川を埋めている。七泰の滝の下流約400mの地点に,堰堤を作り水を導水管で下流へ導き,風屋ダムからの水と合わせて,十津川第1発電所へ落としている。川にほぼ並行して国道425号が走る。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7165185