100辞書・辞典一括検索

JLogos

12

雷丘
【いかずちのおか】


飛鳥川を挟んで甘樫丘と対する標高100mほどの小丘。高市郡明日香村雷に所在。北に雑木林,南に竹林,道路に沿って雷集落がある。集落との比高は10m余。「書紀」「霊異記」に,豊浦寺と飯岡の間に落ちた雷神を栖軽が天皇に奉じたという説話があり,その落雷の地を雷の岡と呼んだという。また「万葉集」巻3には,「天皇雷岳に御遊しし時,柿本朝臣人麻呂の作る歌一首」として,「大君は神にしませば天雲の雷の上に廬らせるかも」と詠まれている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7165321