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貝ケ平山
【かいがひらやま】


桜井市および宇陀郡榛原(はいばら)町・山辺郡都祁村との境界にある山。標高822m。東に並ぶ香酔山や額井岳とともに大和高原の南限をなす。室生火山群からなり安山岩が基盤岩。大和高原山中の最高峰。新期岩層(第三紀)からなる山辺層群中に二枚貝などの含化石層があり,この山麓からもその化石が見出される。山名もこれによるか。ツツジとスズランでも知られ,特にスズランは自生で,わが国の南限に存在するものとして,国天然記念物に指定されている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7166020