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古光山
【こごうやま】


宇陀郡の曽爾(そに)村と御杖(みつえ)村の境界にある山。三角点は標高952.7mの地点にあり,その南方200mには標高960mの峰を有する。山容は南と東側が急傾斜し,東側の山腹には急崖(岩石)があり,北西側は緩傾斜を示す。「大和志」には「香合山」と見え,「在菅野村北山勢崇高」と記されている。また北東600mに標高892mの通称後古光山(黒古光山)がある。古光山と後古光山の間の鞍部を越えて曽爾村太良路と御杖村菅野を結ぶ道,および曽爾村塩井より古光山の南側を越えて菅野に至る峠越えの古道があり,大正中期までは利用されたという。今日では古光山の北東方3km余の倶留尊山との間を通り,太良路と上太郎生を結ぶ谷あいを東海自然歩道が通じている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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