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双門滝
【そうもんのたき】


吉野郡天川村の八経ケ岳山中の4段からなる滝。高さ約70m。天川村の重要な観光資源の1つ。滝付近の地形は複雑な大絶壁をなしており,地元では古くから剣城と呼ばれていた。最上段の滝である大滝には巨岩とキレットが瀑布を受けてさながら石門のように見え,双門の名はそこからきている。付近の地質は四万十帯に属し,砂岩を主とする累層から構成されている。滝の下流にある白川八丁はこの累層を貫いて灰白色の花崗斑岩もしくは花崗岩を露出させており,その峡谷に堆積する真砂は約1kmにわたって水無川を形成している。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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