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富川
【とみがわ】


富渓とも書いた。「大和志料」に,「富渓 源ヲ竹内山澗ヨリ発シ五位堂下田ヲ経王子ニ至リ竜田川ニ入ル」とあることから,竹内峠東方に源を発し,北葛城郡の当麻(たいま)町内を北東に流れる熊谷川と,さらにこれを香芝市下田で合わせて,上牧(かんまき)町との境界部を北に流れ,王寺町元町で大和川に注ぐ葛下(かつげ)川の古称とみなされる。熊谷川上流から大和川合流点までの長さは,約13km。葛下川の流域面積は47.5km(^2)。熊谷川合流点までの葛下川の本流は,現在の県河川図によると,当麻町南今市付近を源とし,八川―尺土―市場―野口―北角―瓦口―別所の各集落付近を流れる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7168293