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洞川
【どろがわ】


山上川ともいう。吉野郡天川村の山上ケ岳に源を発し,西流して同村洞川で小盆地を形成し,洞川集落の中央で右岸から小泉川を合わせる。集落の下手から南流して,同村御手洗で白倉谷とともに天ノ川(十津川)右岸に注ぐ。1級河川。流長13.8km,流域面積25.4km(^2)。十津川の上流は,この地点より上流が川迫(こうせ)川,下流が天ノ川と呼ばれる。合流点付近には御手洗滝が懸かり,御手洗峡と称される景勝地。洞川の集落は修験道根本道場の山上ケ岳への登山準備基地となっており,ここから洞川の渓谷に沿って登山道が続く。流域内には石灰岩が分布し,五代松鍾乳洞・面不動鍾乳洞がある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7168331