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幡舎山
【はさのやま】


大和期に見える山名。允恭紀24年6月条に木梨軽太子の歌として「天飛む 軽嬢子 甚泣かば 人知りぬでみ 幡舎の山の 鳩の 下泣きに泣く」と詠まれる。「大和志」は現在の吉野郡大淀町馬佐に比定する。一方,飯田武郷の「書紀通釈」は馬佐山説を疑い,履中紀5年9月癸卯条に「鳥往来ふ羽田の汝妹は 羽狭に葬り立往ちぬ」と見える羽狭と同所とし,「墓所の谷間(はさま)」の意とする(大淀町史)。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7168807