100辞書・辞典一括検索

JLogos

10

果無山脈
【はてなしさんみゃく】


果無山ともいう。県の南縁部を東西に走る山脈。広義にはさらに西方の和歌山県下の虎ケ峰方面に連なる山脈をも含むが,狭義には県南西隅の和田森から吉野郡十津川村と和歌山県の中辺路町・本宮町の境界を東に向かい安堵山・黒尾山・冷水山(果無西山),石地力山(果無東山)を経て十津川河谷の七色付近に終わっている。稜線の高度は比較的揃っており,また平坦面も残存し,行けども果てしなく山道が続くのが山脈名の由来とされる。この山道が果無道で古来,高野山と熊野本宮大社を結ぶ参詣道であった。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7168880