舟ノ川
【ふなのかわ】

県管内図や河川図（新宮川水系）では小原川と記される。大峰山脈の七面山・明星ケ岳・頂仙岳の連山に源を発し，吉野郡大塔村篠原―惣谷を経て西流し，同村中井傍示の南を通り，同郡十津川村の最北部を通過し，大塔村宇井で新宮川に合流する。１級河川。新宮川の支流。流長10.84km，流域面積61.9km(^2)。深いＶ字谷を形成する。当川流域の篠原は木地師の歴史を伝える山村として知られる。また，惣谷狂言および篠原踊は県無形民俗文化財に指定されている。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7169273