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鉾尖岳
【ほこさいだけ】


吉野郡十津川村と和歌山県龍神村の境にある山。標高1,319.2m。「有田郡誌」によれば「鉾尖ケ岳を主峰として略々南北の方向に走り,南の方牛廻山に連る。山姿名の如し……鉾尖ケ岳付近より支脈の分岐するもの無数,其の主なるもの二三を挙ぐれば 一は岳の西の峰頭より分れて南々西を指すものにして五百原谷と西河谷との分水嶺をなし,二は岳より南西を指すものにして西河谷と東河谷を分ち,三は岳より北東を指すものとして神納川水源を南北に分ち四は岳の南より南々西に向うものにして東河谷の水源を両分し,五は同所より正東に分岐するものとして十津川に入りて崖又山に連る」とある。山頂一帯は,灌木とススキが生い茂り,北側には神納川を挟んで伯母子岳・護摩壇山に通ずる尾根を,また南側には大峠・牛廻山・果無山脈の山々を望むことができる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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