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腋上嗛間丘
【わきがみのほほまのおか】


大和期に見える丘名。神武朝に,天皇は巡幸して,「腋上の嗛間丘」に登り,国状を望み見たとある(神武紀31年4月乙酉条)。現在の御所(ごせ)市本馬の南東に独立した丘陵があり,本馬山と呼ばれ,大和平野を展望することができるという(御所市史)。本馬は嗛間の転訛か。「書紀通証」は,本馬山の南に位置する国見山に比定する。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7170159