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大月峠
【おおつきとうげ】


有田(ありだ)郡金屋町小原と清水町東大谷の大月との境にある峠。標高約450m。かつては下有田と奥有田を結ぶ山道が通じていた。金屋から有田川支流早月谷川を約10km東にさかのぼった地点に位置し,眼前に二川ダム湖が望まれる。長峰山脈の主峰生石ケ峰(おいしがみね)から南に延びる支脈の鞍部に当たるが,現在峠付近は東西いずれも数百mの間は車の通る道はない。峠は生石山と次の滝を結ぶハイキングコース上にあり,かつては遠くから望まれた地蔵寺境内の傘杉や五鈷の松は火災により焼失し,現在杉林の中にひときわ目立つ桜の木がその位置を示している。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7170762