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御茶屋御殿山
【おちゃやごてんやま】


略して御茶山ともいう。和歌山市の南東端大字上三毛に位置し,南は那賀郡貴志川町,東は同郡岩出町にまたがる丘陵。標高278.7m。竜門山脈が貴志川断層により切断された丘陵で,岩石は点紋結晶片岩類や蛇紋岩などからなり,古生層に属する。紀伊徳川藩主が元和年間に入封した直後,清水村(現那賀郡岩出町清水)の御殿山と称する風光明媚な景勝地に別館を築いて清遊した。その時当山上に茶屋を設け遊覧したという(続風土記)。近年山腹がゴルフ場として開発されている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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