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七越峰
【ななこしのみね】


東牟婁(ひがしむろ)郡本宮(ほんぐう)町にある熊野川左岸に位置する。標高262m。「続風土記」の本宮村の項に「山上に備宿といふあり修験者の行所にて玉置山より二の宿なり」とあり,この山は熊野三山から玉置山・大峰山を通り吉野へと続く熊野修験道の入口に当たった。現在の七越峰への登山道は高山から林道が通じているが,修験道は本宮大社から熊野川を渡り尾根伝いに登ったものと考えられる。頂上付近には,祠と西行の歌碑がたつ。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7172798