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八斗蒔峠
【はっとうまきとうげ】


日高郡美山村寒川(そうがわ)北部,白馬山脈南麓にある峠。標高1,028.2m。峠名の起こりは,平家の一門が峠西方の上初湯川に住みつき,この高地にソバ・アワ・ヒエなど8斗くらいはまけるだろうとしたことにちなむといわれる。住居跡の石積みや五輪の墓がわずかにその名残をとどめる。現在美山村上初湯川から龍神村に至る全長18.7km,幅4mの林道が通じ,春のニオイコブシの白い花,秋の紅葉は観光客をひきつけ,健脚向きハイキングコースとして親しまれている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7173109