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光ケ峰
【ひかりがみね】


東牟婁(ひがしむろ)郡那智勝浦町市野々の北方,那智山の東部にある山。標高685.6m。妙法山・最勝峰とともに那智三峰の1つ。那智権現が仁徳天皇の時に天下ったとされる。山名の由来にかかわる伝説の多い峰で,「熊野見聞記」には「那智山より二十五町程東に在,昔仁徳天皇御幸の時,峰より光を放つ」,「熊野案内記」には「本社の東三十丁に在,丸き峰なり,むかし,加帝母光を放つ故に名付けたりと也,又頂きに池あり,今は水なし,昔この地に五部の大乗経を納めければ,光を放ちけるとぞ因みて名付くとも云ふ」などとある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7173248