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赤松池
【あかまついけ】


大山七池の1つ。西伯(さいはく)郡大山(だいせん)町赤松にある池。自然の低湿地に人工的に堰堤を築き水量を増した池。築堤は今から300年ほど前といわれるが,昭和18年に堰堤にかさ上げ工事を行い,堤長130m・堤高3m・水深30m以上で,貯水量24万m(^3)・受益面積31ha。赤松地区の住民は旱魃時には赤松池の水でその難を逃れた。池のほとりには鳥居と籠堂,池の中と対岸には小祠が建っていて赤松大明神という水神蛇霊が祀ってある。また,この池には,娘が蛇に変身したとか,美しい娘と稚子僧の悲恋心中などの伝説がある(県観光事典)。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7174114