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鬼住山
【おにずみやま】


日野郡溝口町の伯耆(ほうき)溝口駅の東に位置する山。標高326m。大正11年,地元有志の発願によって四国八十八か所の霊場札所を勧請し,石像88体の寄進を受け,大正14年札所となったが,第2次大戦後は衰退した。山名の由来は,孝霊天皇が自ら軍を率いて,この山にいた,鬼どもを退治したが,この時の行宮が“ささふくさん”(楽々福神社=笹でふいた家)で,鬼が住んでいた山を,鬼住(きすみ)山と呼んだという。この地方の伝説に登場する鬼は洪水を受けやすい土地をさすという説もある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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