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鏡ケ成
【かがみがなる】


日野郡江府(こうふ)町奇峰烏ケ山の東南に広がるススキ野原の高原。南の擬宝珠山,東の象山にかこまれた摺鉢状の大草原で,標高900~950m。一部に湿原もある。大山(だいせん)火山活動の末期の爆発によって生じた火山砕屑流,泥流が流下し裾野を埋めた平坦面で高原状地形を形成。昭和31年,この地域48haが厚生省から大山隠岐国立公園集団施設地区として指定され,同37年,129.7haが鏡ケ成国民休暇村と変更され国民のレクリエーションセンターとしてにわかに発展した。裏大山の一部を構成し,道路は大山環状道路が御机から,東伯(とうはく)郡関金町から,蒜山高原からのスカイラインと3方から集中し,野営場・遊歩道・ロッジ・リフト・ケビン・宿舎などが整備され,山菜採り・スキー場・キャンプ場などの保養を目的としたレクリエーションの場として,四季を通じて楽しめる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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