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金花山
【きんかざん】


金華山とも書き,古くは権現山ともいった。西伯(さいはく)郡西伯町にある孤立峰。標高357.5m。新第三紀の集塊岩でできた山地で,山頂には金華山神社を祀る。山頂からの眺望がよく,山容は平地から突出して秀麗,奇岩・怪石でできているので,古くから信仰の対象となり,修験道の霊場として広く知られていた。伯耆西国三十三番霊場第2番札所の観音が八国寺に祀られている。また,熊野権現を祀る熊野神社があり,参籠堂がある。アカマツを主としたシイノキ・ヒノキ林が群生する。南西に八子(やこ)集落がある。近くにオオサンショウウオが生息する八金川があり,全山が町天然記念物に指定され,県の自然環境保全地区になっている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7175077