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四王寺山
【しおうじやま】


倉吉市の市街地の北西,社地区のはずれにある標高172mの小山。土地の人達は,「シホッツァン」と呼んでいる。北に日本海を臨み,東に国府川とそれがつくった氾濫原を見渡すなだらかな山。9世紀ごろ,大陸からの侵攻に備えて祈祷のために四王寺が建立され,山名は同寺に由来する。山体は第三紀鮮新世の安山岩でできている。南側の山麓には伯耆(ほうき)国の国府や国分寺,国分尼寺の跡があり,国府・国分寺などの地名が残る。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7175458