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高清水高原
【たかしみずこうげん】


東伯(とうはく)郡三朝(みささ)町と岡山県上斎原村にまたがる高原。標高800m・面積300ha。中生代の火成岩類,中新世後期の人形峠層などを覆った中津河安山岩の溶岩台地。表面はすべて芝生や低木で覆われ,良質の牧草地帯になっている。また,頂上は広々とした草原となっている。晴れた日には展望もよく,日本海側,岡山県側の山並を望むことができる。春のワラビ狩り,夏のキャンプ・ハイキング,秋の紅葉狩りなど訪れる人が多い。高原の入口でもある人形峠からは,高品位のウラン鉱床が発見され有名になった。高原の南麓を国道179号が通る。高原の中腹に湧水帯があり,小湿原がある。高清水の地名は,この湧水と関係があるらしい。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7175829